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奈須きのこ
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「空の境界のアニメ化だけはないと思います」 劇場映画化。 無謀にも程がある。夢を語るにも限度がある。提示された条件は目に見えて困難であり、だからこそ、 ———八卦ヲ束ネ四象ヲ回シ両儀ニ至ル。 |
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武内崇
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初めに奈須から劇場版7部作の話を聞いた時は、喜びよりも戸惑いの方が大きかったです。 |
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梶浦由記
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この度、空の境界劇場版の、二枚組サウンドトラックCDをリリースさせて頂く運びとなりました。 思えばこの作品と、もう何年お付き合いさせて頂いた事になるのでしょうか。章ごとに間を置きつつも、当初予想していたより少しだけ長い期間となりました。一つの章が終わると、「さて次の章はどうしよう」と考え始めるのが習慣のようになってしまい、終章の制作も終わった今、「さて次」がもうないのだ、ということが不思議なような気持ちさえ致します。色々な曲を書かせて頂きました。「この音楽が作れて嬉しかった」と思える曲も多々あります。空の境界という素晴らしい作品との出会いに感謝すると共に、その長い間、この作品を支え続けてくださったファンの皆様には、ただ音楽のみで関わらせて頂いた私ではありますが、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。 空の境界に書かせて頂いたBGMの、七章までの全ては、生産限定版DVDの特典サウンドトラックCDに収録されています。今回リリースされるサウンドトラックCDは、その内全ては収録し切れませんので、章ごとの音楽を、場面の時間という制限が無い形で見つめ直して新たに紡ぎ直してみたり、一曲として出来上がっているだろうと思われるものはMixし直して収録したり、色々な形で。と申しましても実はまだ鋭意製作中で、皆様がどんな形で、「空の境界の音楽」をお聞きになりたいだろうかと迷いながらの作業です。最近劇場公開された終章の音楽も新たに収録させて頂きます。 その終章。ここから先は余談となります。 ……ところがです。 空の境界のBGMを、(そして新たなKalafinaの歌も)一つの独立したCDという形でも皆様に聞いて頂けるのは、作曲家としても、一人の作品ファンとしても、ただただ嬉しいばかりです。原作や映像に触れながら、ああでもないこうでもないと頭を捻った音楽群。作品と共にお楽しみいただける事を祈っております。 |
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